『KOHADA』

大塚 恵理子　［テーマ部門］

まさかグランプリをいただけるとは思いもしませんでした。 子供を出産してから画を描くことから離れており、今回母親になって初めて挑戦した作品でした。 何度も諦めそうになりましたが、頑張って完成させて良かったと改めて実感しています。

今回のテーマに合わせ、森に永く佇む切り株をモチーフにしました。 シンプルな素材や表面の鎚目加工だけで、木肌の繊細な魅力を追求しました。また、肌なじみが良いように、さし色で黒檀を使用しています。 身につけたときに毅然とした華やかさを最大限に出せるようにネックレスにまとめました。

『息吹き』

牧田 裕美　［テーマ部門］

静かな夜の森に、鳥のはばたきや狼の遠吠え、木々のざわめきがあたかも森そのものの息づかいのように響いている情景をイメージしました。 月を見上げる夜行性動物達の躍動や夜の森の空気を感じて頂ければ幸いです。

『僕たちの時間』

松田 咲妃　［テーマ部門］

夜行性の動物たちが動きだす夜の森をテーマにしました。 動物のシルエットを見せずに、目だけを光らせることで、お互いの気配を感じる緊張感や何か起きそうな雰囲気を表現しました。

『Wood in the woodi』

岩�ｱ 麻祐　［テーマ部門］

森の中に生えている苔をモチーフにしています。 苔は近づいて見てみると小さな森の様に見えます。小さくても森に息づいている世界を見つけてほしいと思い、デザインしました。ガラスを銅線に付け朝霧を表しています。

『吹き抜ける風』

鈴木 勇作　［テーマ部門］

森の中を拭きぬける風を表しました。 目には見えない風を、風で飛んだ布で表現しました。

『息衝く』

幸島 美紀　［テーマ部門］

今回のテーマである「森＝神聖な場所」というイメージから「森の長」や「神の使い」として例えられる鹿をフレームとして使用することで、厳かな森を表現しました。また、その鹿の中に浮世絵に使用されている「寄せ絵」という技法で、森に住む様々な動物を組み込みました。 フレームの鹿の形を崩さず、より自然に動物たちを配置するのは難しかったですが、それぞれの動物が主張しすぎず隠れている様は、森に息づいている野生の動物たちを上手く表現できたと思います。 遠くからそして近くに寄って。２度見て作品を楽しんでいただきたいです。

『私だって○○になりたい!!』

秋元 まどか　［テーマ部門］

虫、植物、動物、全ての森に息づく生き物をＭＩＸしました。 「秘かな願望を抱いている」という少し変わったコンセプトなので、他の動植物でも可能なシリーズ物のアクセサリーとして見てもらえると楽しんでもらえると思います。

『春夏秋冬』

長谷川 温子　［テーマ部門］

春は桜の花びらが舞っている様に、夏は青々と生い茂、秋は葉が散り始め、冬は木から落ちる雪を表現しました。日本の美しい四季をリングに閉じ込めて、いつでも感じる事ができるそんなリングです。

『伝わったのか？』

紀藤 優希　［テーマ部門］

2匹のキツネの内1匹が伝えようと思い伝えようとしたがその伝えようとしたキツネが寝てしまいつられて寝てしまった。しかしその思いは伝わっているのかもしれない。そんな場面を描いてみました。後ろにある3つの石の意味は森から抜けてくる光をイメージしています。