『うーん いい香り!　　　
・・・え!？人間さんは
　　　　 苦手なの!？』

岩佐 美穂　［テーマ部門］

このたびは、素晴らしい賞を頂きありがとうございます。
この作品はアイデア出しから、着彩を終えるまで全ての工程においてとても楽しみながら描きました。
この作品を見た方が、私と同じように楽しい気持ちになってくれたら嬉しいです。

香りには、良い香り、嫌な香り、様々なものがありますが、私達人間と動物達では感じ方が違うと思います。
この作品は、私達の身近にいる動物達の目線から見た「良い香り」を表現したいと思い、動物達が楽しそうに食事をしている様子をデザインの中に取り入れました。

『いらっしゃいませ』

横山 かおり　［テーマ部門］

食虫植物に魅せられる虫たちの様子を表したものですが、強い香りを放つラフレシアと共に描きました。人間では味わう事のない食物の香りと食虫植物の頭脳明晰、順応する能力はカメレオンにもにており、カメレオンとウツボカズラをあわせた生き物の上に七変化という形でその他植物をのせ誘惑な香りで虫をおびきよせています。見た目でもおもしろく、作り手側もワクワクするようなそんな作品になるよう力を入れました。

『受け継がれる香り』

伊藤 里沙　［テーマ部門］

今回は香りがテーマということで、香りとは言い難いかもしれませんが匂いにインパクトのあるモチーフを選びました。実際にラフレシアの香りを嗅いだ事がないので、贅沢に沢山の宝石を使い様々な香りを表現すると共に、命を繋ぐ香りとして生命力溢れるデザインを心掛けました。

『温かい香り』

藤原 優貴　［テーマ部門］

子供の頃、夕暮れの帰り道、漂ってくるご飯の匂いや風の匂いを嗅ぐと自分の家が恋しくなりました。その帰り道にいつも見ていた夕日をジュエリーにしました。
また、そのときの温かい気持ちが蘇るように、美しい夕日を鮮やかなビーズで表現し、ゴールドの部分は、ふっくらとしたやさしさを感じる形にしました。

『幻想』

下村 綾　［テーマ部門］

この作品は専門学校在学中、最後の作品です。大好きなモチーフである蝶々と花を、そしてこれまた大好きなパールを沢山使用しました。幻想的な雰囲気を出したかったので、色味は抑え、色彩は白蝶貝とパールの持つほのかな虹色の輝きのみにしました。
私の中で記念的な、そして大好きなこの作品が賞を頂けたと知りとても嬉しかったです。

『またたびの、香りだだよう樹の下で』

長澤 知美　［テーマ部門］

人間にはこの香りは分かりませんが、ネコ科の動物の嗅覚に作用するマタタビと、大好きな香りに集まってきた18匹の猫をモチーフにデザインしました。
マタタビ科の植物の近くで、時折猫が気持ちよさそうにごろごろしているという話を聞いたことがあります。マタタビの樹は通常山の中にあるため、普段このような情景を見ることはできませんが、もし民家にマタタビの樹があったら、と想像して描きました。

『Daydream of the orchid』

中島 美菜子　［テーマ部門］

テーマから素直に連想した花をモチーフにしました。ランの華やかさと香り立つ艶やかさを色石で、繊細な茎に花とつぼみが遊ぶ様を線表現で表しました。
初めての応募でしたが、このような素晴らしい賞を頂き大変光栄に思います。

『蓮』

庄司 真弥　［テーマ部門］

子供の頃から花が好きでずっと花に携わる仕事をしてきました。なのでテーマの「香り」を想像したときに浮かんだのはいろいろな花の香りはもちろん、自然に咲いている花の香りでした。その中でも蓮がたくさん咲いている池を見に行ったときの土の香り、風の香りは今でも鮮明に覚えていて大切な思い出です。
ジュエリーというものは一つ一つ思い出があり、そこにストーリーがあるものだと思います。なので、デザイン画のポイントはネックレスと背景に繋がりを持たせてストーリーを想像出来る事に重点を置いてデザインしました。

『和香』

花木 昭一　［テーマ部門］

今回のコンテストに作品を出すにあたってモチーフにしたものがコンテストのテーマにはそぐわないのでは？と思っていただけに受賞は非常に嬉しい限りです。
納豆の糸を表現しているチェーンを直線と曲線デザインし、モチーフの納豆ぽさを出しつつ、ジュエリーとしての体裁を保つようにデザインしました。